2026/03/14
昨日は静岡県公立高校入試の合格発表。公立高校受験をした生徒はもちろん,私立高校や国立高専に合格した生徒も北浜校に来てくれました。
いつもは,校舎内でスマホなんか使った日には,すぐに教師からの”注意”が行われます。ただ,この日だけは別。校舎内でスマホを使っても大丈夫。「写真を撮せてください」「一緒に写真を撮ってください」と多くの生徒に声をかけられました。
こんなショボくれたおっさんの写真を撮ってオモロいのか? もしかしてプリントアウトして部屋に飾ってダーツの的にするのか? という思いもありましたが,生徒のリクエストに応えました。(こんなことなら白髪染めをしときゃよかったわ)
卒業アルバムを持ってきて,余白のページに「何か書いてください」と多くの生徒に求められました(こんなことなら書道を習っておけばよかったわ)。みんなに同じコメントを書きました。
”念ずれば 花開く”
「心から強く願い,努力を続けていけば,必ずや道は開ける」ということを受験勉強を通して学べたと思います。そして,これからも続けていってほしい,という思いを込めてこの言葉を選びました。
3年前の卒塾生(大学受験をした生徒)も来てくれました。大学合格の報告をしてくれました。
はるか昔,私が高3のときに2つ受けてダメだった方の大学にその生徒は合格。素晴らしい。うれしい。ココ(北浜校)でも頑張っていたけれど,高校進学後も頑張っていたんですね。3年前のことなので記憶は定かじゃないけれど,確か高校受験が終わった次の日には,勉強を再開したのを聞いた覚えがある。
3月の終わりころの土曜日に何人かで塾に訪ねてきてくれたときに,寸暇を惜しんで入学までの宿題になっていた漢文の暗記を頑張っていたのも覚えている。
こういう姿勢が大切なんですね。
高校生のころに読んだ文章で「ハレの日」と「ケの日」にという考え方を知りました。
「ハレの日」とは,冠婚葬祭や年中行事,祭りや人生の節目などの非日常の特別な日。「ケの日」は普段の生活,日常生活を表す。「ハレの日」を楽しむために,普段は「ケの日」としてすこやかに地道に過ごす。日本人は古来から生活のメリハリやバランスを重視してきたという内容が,その文には書かれていました。
受験生とその家族にとって合格発表は非日常=「ハレの日」。この「ハレの日」を楽しむために,普段の勉強=「ケの日」を頑張ってきたわけですね。
あれだけやってきたのだから,しばらくは「ハレの日」を楽しんでください。どこかに出かけたり,友達と遊んだり,受験のために今まで我慢していたことをやったり,と存分に楽しんでください。
ただね,「ハレの日」はずっとは続きません。誰かが言っていた「もしもハレの日が毎日続いたら,それはただのファシズムだ」と。本当にその通りだと思います。そもそも毎日が「ハレの日」だったら疲れる,わたしゃパリピじゃないし。
しばらくたったら,「ハレの日」は終わり/終わらせ,「ケの日」に戻らないといけません。そして,桐光で頑張ってきたことを思い出し,次の「ハレの日」(人によって進む道は違うけれど)を楽しむために,地道な「ケの日」を積みあげていってほしいと思っています。
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