2026/02/21
昨日の中2の授業は問題演習中心。こちらで用意した,前回の授業に関する問題を解いてもらいながら,一人ひとりを見て回って個人的に説明・解説。
解くのが早くて教材をやり終えて時間が余った生徒には,ワークの中でやっていない部分を進めるように指示を出しました。その中でわからないところが出てきた場合には個人的に解説・説明。
ある生徒から質問がありました。その生徒が解いていた問題の答えは,『ターミナル駅』。
ターミナル(terminal)はラテン語のterminus(端・境界・終わり)が語源で,基本的な意味は『終点』。
だから,交通の拠点となるような,各交通機関の終点となるような場所をターミナルという。ついでに,コンピューターの端末も終末期医療もターミナル。
受験勉強を旅にたとえるのならば,The terminal point of our journey (われわれの旅の終着点)は,もう目の前だなぁ などと考えていました。
志望校の倍率がでました。公立高校入試まであと1週間と少し。”旅”の終わりは近い。もう,こちらができることは限られているけれど,やれることなら何でもしたい。生徒と関わる1分,1秒が貴重だと感じています。
話は変わって,今の賃貸に引っ越したのは,2023年の3月中頃。(引っ越し屋さんの繁忙期で,一人暮らしなのにも関わらず引越料金が高くて鼻血出た。時期をずらしゃあよかったと今でも後悔している。)
引っ越して数日経ったころ,車に乗った私の視線の先の家の玄関から着飾った親子が出てきた。ああそうか,今日はここらへんの小学校の卒業式か。
中学校の入学式の日も,たまたまその家の玄関から出てくる親子を見た。その後も私が車に乗るタイミングによっては見る(見える)ことがあった。子どもの部活の荷物を見て,この子は◯◯部に入ったのかとか,親子が言い争っているような様子を見て,今日は喧嘩してるのかなぁ,家族旅行かウラヤマ・・・などなど。
別に興味があって見ていたわけではない。そんなに暇ではないし,他人の私生活を観察するのを趣味にするようなそんな危ない人間ではない。偶然目に入ってくるだけ。ココ(駐車場の車の中)からは距離的に表札が見えないので名前も知らないし,挨拶をしたこともない。
ただ,この前,私立高校入試の日に子どもが玄関から出てくるのを見て,心のなかで「Fight!」って声かけた。
名前も知らない,話したこともない,道ですれ違っても誰だかわからない,3年間で数えるほどしか見たことがないような相手でも応援したくなる。この子にも,この3年間の中学校生活や家庭でのできごとにいろいろな”物語”があったのだなぁと感じるからそうなるのだと思う。
一緒に受験勉強を進めてきた塾生の皆さんに対してはなおさらだ。思い出すといろいろな”物語”があった。受験の旅の終着点(The terminal point of our journey)は近いけれど,まだ”駅”はいくつかある。だから,残りの日々を悔いのないように過ごしていこう。ラストスパートをかけられる人間は強い。”受験の旅”の後にひかえている,ずっとずっと長い”人生の旅”にもその経験は生きてくると思う。残念ながら,その旅には,わたしゃ御一緒できないけどね。
(結局 蛇足のほうが長いじゃないかよ(笑))
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