2025/11/16
こんにちは。いまだに[チャッピー]と聞くと, 邪悪な魂を宿したこわい顔の人形[チャッキー]を想起してしまう相馬です。
さて
このブログを読んでいらっしゃる方の多くは[チャッピー]とは何か?想像できていると思いますが, そう,かの有名なAIアプリケーション[Chat GPT(チャットジーピーティ)]のことです。分からなくて困っている疑問やなんとなく興味のあることを入力すると, 数多あるweb上の情報の中から最適解を導き出してくれて, しかも読書感想文や研究資料などの長文にも対応してくれることから, 世界中の人々のビジネスや家庭生活に急速に浸透しています。
この間, ある中3生が私に英作文の質問をしました。私は彼女が出来るだけ理解しやすいように解説をしましたが, 自分の間違いにいまいち納得がいかず「あとでチャッピーでいろいろ調べてみます😊」と言って帰りました。
この[チャッピー]というのは, 便利なようで厄介な特徴を備えています。というのは, みんなチャッピー(ChatGTP)で調べて出てきた解答を[正しい]と判断しがちだということです。数学や社会の公民のように, 割と正解がはっきりしている教科は良いのですが,私が担当している[英語]は, 教科である前にコトバです。その英語が概ね正しいかどうか, あるいは相手に伝わるかどうかという視点に立てば, 多くの表現が[伝わる(間違いではない)]という結果になるのではないかと心配なのです。
私たち受験指導のプロは,あくまでも[この生徒が高校入試で減点されないように]という前提で指導しています。チャットGTPにはその[気持ち]はありません。チャットGPTが仮に[まあいいかな]と判断することでも, 入試が減点される可能性があれば私はダメだと言うでしょう。
しかしまあ,チャッピーは便利なツールです。
勉強を効率的に進めるためにも, 桐光塾生たちには活用して欲しいです。
そして私達桐光の教師は, チャッピーを上回る説得力を備え, 親愛なる生徒達を減点の危機から守る。
日々そういうことに挑んでいきます。

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