2025/10/08
ふと北浜中の校歌の
「輝く歴史積みなして」
という歌詞が気になって浜北の図書館に行ってきました。
天竜・北浜地区は古墳や戦の記録も多いので
水運が盛んな時代に栄えた地域だということかなー、
と思っていたら、優しい伝説にも出会いました。
袖ヶ浦干水記
または
赤蛇伝説、など題名はいろいろあるようです。
坂之上田村麻呂が蝦夷を攻めるついでに遠州の海の赤大蛇の討伐も頼まれるが、
遠州では美女と出会って子供をもうける。
ところが(?)美女の正体は赤大蛇だった!
ここまでのストーリー展開はよくあるやつです。
ところが
子供を「赤蛇丸」と名付けて将軍になるほど立派に育て
近くに来た時に子供が「お母さんに会いたい」と会ったらお母さんに「立派になった」と褒めてもらい
子供が母からもらった「潮干の玉」を海に入れ(入れた場所が今の有玉)て、
浜松の地が陸地になって(この時に中州になったところに鹿が出てきて踊った場所が今の鹿島)
母の居場所がなくなったら天竜川(海の中でここだけ残った)の上流の渕(今の赤池)
を居場所として提供してお寺をつくり(岩水寺)・・・・
と、家族がずっと仲良しなんです。
飛竜祭りも、この話が原型かもしれませんね。
また、時代が下って江戸時代には、
「赤池の水神が病気を取り上げてお金を貸してくれる」
というお話があったと、浜名高校の史学部が紹介しています。
浜松が天竜川の運んだ土によってできた、というのは事実ですが、
優しい伝説がくっついていて、ほっこりしました。
橋本
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