2025/03/31
先週末の昼個別の科目は理科と社会。社会は,復習内容に関して問題演習を中心に進めました。
手が止まっている生徒や考え込んでいる生徒がいたら,すぐにその生徒のところに行ってアドバイス。
問題が解けないのにはいろいろな理由があると思います。
①知識が足りていない。つまり,その内容を知らない ということ。
②知識はそれなりにあるが,1つ1つの知識が整理されていない。そのため,問題に対応できない。
③知識はそれなりにあるが,問題文で何を聞いているのかがわかっていない。つまり,問題が読めていない。
他にもありますが,とりあえずこの3つ。
問題が解けない理由は,人それぞれですので,対応も生徒によって変えています。
上の①と②については,その内容に関して,1から説明をしました。言葉だけの説明だとイメージが伝わらないので,紙に図や地図,年表などを書いて説明。
その後で,こちらから質問をして,本当に話が通じたのかどうか確認しました。
上の③については,生徒の横で,私が問題文を読むところから始めて(問題文を最後まで読まず,途中で”わからない”となるケースが多い),この問題では何を聞いているのかを伝えました。
上の①~③にあてはまらない場合は,「どこで”つっかえている”のだろう」と生徒とのやり取りの中で考え,それに合わせた対応をしました。
このような感じで個別授業をしていくと,さっきまで,つっかえつっかえで問題を解いていた生徒が,ペースをつかんで問題演習を進めていけるようになります。
その姿を見ると,この単元の基本的な内容は,まずはOKでしょ という手ごたえを感じます。私だけでなく,生徒の側も感じているかもしれません。
「これは,自転車を漕ぐのと同じだなぁ」と感じました。
自転車でもエアロバイクでも最初はペダルが重い。なかなか車輪が回転しない。回転させるためにエネルギーが要る。
けれども,1度車輪が動き出せば,後は少しはラクになる。そのまま漕いでいけばいい。もちろん,途中で足が疲れることがあるけれども。
この話は,社会の学習内容を身につけることにも言えますし,勉強そのものにも言えると思います。
校舎の中での日々のそれぞれの生徒の様子を思い出すと,ペースよく漕げている(勉強のペースをつかめている)生徒と,”車輪が回っていない”生徒が頭に浮かびます。
明日から4月で,世間では新年度が始まりますので,車輪の回っていない生徒が,ペダルを漕ぎ出してペースがつかめるようにサポートしていきます。
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