北浜校ブログ

2025/01/07

選択した道が最高の道    大田

センタク①

年末年始のお休みの期間は,特に予定をいれていませんでした。初詣に出かける以外はずっと自宅にいようと思っていました。

高校のときの同級生のグループLINEで,”プチ同窓会”をやろうという通知が来ました。よかった。休みの日に私に話しかけてくれるのは,「いつもキレイにしてくれてありがとう」とか「500回目の洗濯です」とか「自動投入の柔軟剤が少なくなっています」とかいう,洗濯機からの自動音声くらいしかありませんので。

よかった。”人間”と話すことができる。命の洗濯(日頃の苦労・束縛から解放されて,思う存分楽しむこと)ができる。

センタク②

久しぶりに高校のクラスメイトに会えて楽しい時間を過ごしてきました。

途中で,座興〔ざきょう・その場を盛り上げるための,その場かぎりのたわむれや冗談〕として”お題”が出されました。『もしも若いころに戻れるとしたら,どんな人生の”選択”をするか』というお題。

過去を振り返り,あのときもしもこうだったら・・・などと考えるのはきわめて無意味。そんなことはこの場にいる誰もがわかっている。これはあくまでも座興。座興なんだからまじめに答えるんじゃあなくてオモロイことを言わないといけない。

私の番がやってきました。そのとき私の向かい側の席に座っていたのは高校のときにひそかに好意を抱いていたMさん。(大事なことなので書いておきますが,私がその席を狙って強引にそこに座ったのではなく,彼女の方が私の向かいの席に座ったのだ)

「Mちゃんにプロポーズする」という,お題に対する”回答”が頭に浮かびました。Mさんは聡明な女性ですのでうまく受け流してくれるでしょうし,SNSでやりとりをしたことがありますので,こういうことを言っても大丈夫だろうと信じていました。が,言うのをやめておきました。もしも場が凍ったらマズいですし,セクシュアルハラスメント認定されてもマズいですから。

面白い回答が何も思いつかなかったので,ありきたりの,当たり障りのない回答を言っておきました。

想像できない

「もしもあのとき・・・」と考えるは無意味というよりも想像できないという方が正しいかも。少なくとも私にとっては。

もしもこの高校に行かなかったらどうだったか。目の前にいる,この同級生たちとは見知らぬ間柄のままだったでしょう。(♪あの日あの時あの場所で君に会えなかったら僕らはいつまでも見知らぬ二人のまま ♪ 「ラブ・ストーリーは突然に」より)

もちろん,違う選択をして違う道を歩いていたら,違う人たちと友人になったでしょう。でも,この人たちと会えなかった会わなかったわけで,そんな人生なんて想像もできんし,はっきり言ってそれは困る。

もしも第一志望の大学に受かっていたらどうか。もしかしたら今よりも幸福度の高い人生を歩んでいたのかもしれない。また,別の道を歩んでいても私そのものはたぶん存在しているでしょう。ただ,その”私”とは今とは全く別の”私”になっているわけで,全く想像もつかないですし,大学で出会えた親友たちと知り合えなくなるはとても嫌ですね。

もしもこの仕事をしていなかったら。この空想も上と同じ結論に達します。もし違う道を選んでいたなら,北浜校の生徒の皆さんとは道ですれ違ってもお互いに気にもかけない存在になっていた。(♪あなたにとって私 ただの通りすがり ちょっと振り向いてみただけの異邦人「異邦人」より)。その人生もやはり御免被る(ごめんこうむる・嫌だと断る)。

けれども出会った人とはいつかは別れる。いつまでも一緒の”場所”にいることはできない。親子・夫婦・兄弟姉妹・親友ですらそう。そして,そのどれでもない受験生とはあと約2ヶ月でサヨナラ。せっかく出会えたのだから,最後は笑ってサヨナラしたい。お互いに出会えて良かったなあと思って別れたい。そのために今を頑張らないといけないと思っています。

己が進む道が最高である

そんなことを考えながら,やはり「選んだ道が最高なのだ」と再確認しました。

進路を決めるときに,人はいろいろと迷う。これだ!と決めている受験生もいるでしょうし,迷っている受験生もいるでしょう。自分の大切な人生の選択です。迷うのは当たり前。

けれども,決めたのならもう迷わない。選ばなかった選択肢の方をアレコレと考えても意味がない。

自分の選んだ選択肢が最高の選択肢であると信じる,自分の努力によって最高の選択肢にすると決意する。そして受験までの期間,精一杯努力を積み重ねていくしかありません。

同窓会が終わって帰宅するときにそんなことを考えながら家までの道を歩いていました。

蛇足・どうでもいい話

2つ目の”お題”は「趣味にしていることは何?その写真を見せて」でした。

話を聞いて,自分の知らない”世界”を知ることができて面白かった。私の番になった。他人に語れる趣味などないけれど,あえて言うなら部屋を飾ることかな。賃貸に住んでいるのでできることは限られているんですけどね。

写真を見せたら笑われた。この部屋の中の様子は(50代のオッサンには)似合わねえ,ということで笑ったらしい。失礼な(笑)。

次はNくんの番。自宅の庭の木にやってくる野鳥を観察するのが趣味であるとのこと。わざわざオペラグラスを持ち出して野鳥を観察。時が経つのも忘れてしまうらしい。鳥は本当にかわいいよと言っていた。

失礼ながら笑ってしまった。

君は鳥の愛らしさを熱く語るその口で,さっきまでおいしいおいしいって言って,たらふく食ってたよなあ

焼き鳥を

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