北浜校ブログ

2024/10/17

シャープの芯の減る速さ  大田

中3生の解き直し

模試後の解き直し・やり直しに関する内山先生のブログ記事

https://tokogakuin.com/blog-kitahama/blog/4132/

中3生の質問の量が増え,質も向上しています。

「この問題,△★〇□・・・という理由で”エ”を選んだんですけど,解答は”ウ”になっていました。どう考えたらいいですか?」などという質問がありました。

「なんだ答えは”エ”じゃなくて”ウ”なのか,ああそうか」で終わらない。

もしもこれと同じような問題が出題されたときに,絶対に間違わないぞ!という心構えこそ重要。未来の自分・入試のときの自分が困らないように,今 この場で対処する。

中3だけでなく,中2・中1からの質問も増えています。「これ(自分が書いた記述問題の答え)でいいですか?」と。

わかっている人間の・・・

生徒から質問があったときに私が気をつけていること。それは,『わかっている人間の わかっている人間による わかっている人間の(都合)のための説明』にならないようにすること。

私は塾で教えているわけですから,当然のことながら教科内容について頭の中にしっかりとイメージができています。けれども生徒は,その内容を扱うのは初めてです。そんな中で,こちらが言葉で説明したことと生徒が頭の中に浮かべたイメージとがズレてしまう可能性があります。こちらの都合通りに生徒が理解してくれるとは限りません。

そういうズレをなくす,こちらの頭の中のイメージと生徒が思い浮かべたイメージを一致させるための方法として,図で表したり整理するために表にしたり具体例を簡略化したりしています。それらを裏紙に書きながら説明をしています。

人にモノを教える中で最も難しいのが,こちらの”感覚”やイメージを相手に伝えることだと痛感しています。(教科書や参考書に載っている内容を,ただそのまま生徒の前でしゃべるだけなら別に自分がやらなくたっていいじゃん と思っています)

感覚やイメージを鮮明に伝えようと裏紙に図や表などを書き込んでいたら,シャープの芯が短くなったのに気づきました。シャープの芯をいれながら,(ちょっと前に芯を入れたばかりなのに・・・)と思っていました。そのくらい生徒の質問が増えています。

ハテハテフム

そういえば先週末,ある中3生から数学の空間図形の質問をされました。(その日は内山先生が北浜校に来ない日だったので)

空間図形の問題は,こちらの頭の中のイメージと生徒の思い浮かべたイメージが一致しない場合の典型例みたいなものです。そもそも3次元のもの(実際の図形)を2次元(問題用紙)で表しているわけですから。

説明をしたけれど案の定 こちらが話していることが生徒の頭の中にしっかりとしたイメージとして伝わっていない様子。こりゃイメージが伝わっとりゃせんわ。どうすりゃいいんだべか?

そうだ! ”現物”(実際の図形)を作ってしまえばいいんだ!

ということで早速,裏紙に大体の展開図を書いてハサミで切って”工作”の時間。”現物”を作って説明したら生徒は納得してくれました。

作っているときにノリノリで一人で鼻歌を歌っていました。

♪ でっきるかな  でっきるかな  ハテハテフム~♪

私が子供のころにNHK教育でやっていた子ども向け工作番組の主題歌を,現代の中学生が知っているはずはないというのに。

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