2024/09/13
私が担当している社会の中3学調の結果です。横軸は割合(%)です。
塾生の25%が45点以上,塾生の5割強が40点以上という結果でした。満点の生徒もいました。
話は変わりまして『隴〔ろう〕を得て 蜀(しょく)を望む』という言葉があります。この言葉には,良い意味と悪い意味があります。
① 一つのモノに満足しないで,さらにより以上のモノを求め望むこと。
② 人間の欲望にはキリがないこと。
塾生の学調の社会の結果を聞き,私の想像以上に点数が取れていることに驚きました。
ただこの結果に満足している場合ではないと思っています。
一人一人の生徒に着目してみると,志望校から考えて もっと点数が取れていないといけない生徒が何人もいます。次はもっと”上”の結果を目指していかないといけない。そのためには今から準備していく必要があります。
『隴〔ろう〕=今回の学調の社会の結果』を得たけれど,『蜀〔しょく〕=次はもっといい結果』を望む という気持ちでいます。
『隴を得て蜀を望む』という言葉は,後漢の初代皇帝である光武帝〔こうぶてい〕が言った言葉だとされています。のちに魏の曹操〔そうそう〕が この言葉を引用したとされています。(後漢の光武帝は誰が選んでも歴代皇帝ベスト3に入るほどの優秀な皇帝です)
この光武帝が残したとされている言葉は,これ以外にもたくさんあります。例えば
『志〔こころざし〕有〔あ〕る者は 竟〔つい〕に成〔な〕る』という言葉。
しっかりした志〔目標とそれを実現しようとする意志〕を曲げることなく努力を続けていけば,いつかは実現できる
という意味です。
これは,北浜中の校訓ですよね。また,ノーベル賞受賞者の本庶佑博士の座右の銘でもあるそうです。
上に書いたように,後漢の光武帝が言った言葉として
私は『隴を得て蜀を望む』という気持ちです。
生徒の皆さんは,たとえ今回の学調の結果がどうであろうと『有志竟成』という気持ちで頑張っていかなければいけない。
この2つの気持ちが合わされば,絶対に志望校に手が届きます。
Copyright(C) 桐光学院. All rights reserved.