2024/05/24
半年くらい前に書いたブログ記事
⇒https://tokogakuin.com/blog-kitahama/blog/2001/
小中学生の平均読書冊数は,以前と比べて増えているらしいです。
読むことで何かを得ようと考えて読書をするのもいいですし,ただ単に自分が楽しみたいという思いで読書をするのもいいでしょう。
私の場合はこれです↓
たのしみは そゞろ讀みゆく 書の中に 我とひとしき 人をみしとき
橘曙覧〔たちばなのあけみ〕の有名な短歌。
(私の楽しみは何となく読み進めていった書物の中に,自分と似たような人間を見つけたときだ)
小中学生の読書冊数が増えているということですが,これはあくまでも”平均”です。
読む人は読むし読まない人は読まない。そういう中で平均が増えているということは,読む人と読まない人との間の差が以前より大きくなっているのでは?
読書の重要性を説いても楽しさを語っても,活字を読む時間が増えるかどうかはわかりません。きっかけがないとなかなか難しいと思います。
小学生の「読みトレ」では,教師側が文章を読みます。生徒には文章を目で追ってもらいます。そして,今読んだ分には何が書いてあったのか,しっかり文の内容を頭の中にイメージできたのか確認しながら進めています。
活字を,文章を,本を読む,そういうことに慣れていくための授業が「読みトレ」です。
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