2024/03/26
3月から午後9:00からの時間帯で,新学年補習を行っています。この補習は希望制。社会については,新中2Aクラスの新学年補習を実施しています。
4月からは新中3SAクラスの社会。
新中2Aクラスも新中3SAクラスも新学年補習は「社会基礎」となっています。何をもって社会の基礎というのだろう。社会の「基礎」ってなんじゃろな。
たぶん,覚えるというでしょうね。「覚える」とはどういうことなのか?「覚える」ためにはどうすればいいのか?「覚えた」あとには何をすればいいのか?
①習ったことをとりあえず頭の中に入れておく短期記憶
②短期記憶したものを”反射”で答えられるようにする
③記憶した内容のイメージがしっかりと頭に浮かぶ
④記憶した内容どうしが網の目のようにつながっている状態になる
人間は忘れる生き物だとよく言われます。嫌な経験がいつまでも頭の中に残っていたら身が持ちませんし,忘れるのは重要な”能力”だとも考えられます。
そう考えると”覚える”という行為は,人間の本性に反する行為かもしれないとさえ思えてきます。”覚える”ための工夫や努力,具体的な方法などが生まれつき身に付いている人間は少ないと思っています。
だから,「覚えなさい」で すませちゃいけない。精神論”のみ”で あとは生徒任せ にならないようにしないといけない。
こちらから見て「この子は短期記憶が苦手かも?」と感じる生徒に対しては,授業中にマンツーマンの時間を作って短期記憶の手助けをしています。
そのかいもあってか,だいぶ短期記憶に慣れてきたように感じます。
短期記憶がある程度できるようになったら,暗記用の問題(教科書全ページ分を作成しました)を繰り返し,問題に対して”反射”で答えが出せるようにしていきます。これをやるだけである程度点数は上がっていくと思いますし,実際に定期テストではかなり効果が出ています。
基礎の補習では,そういうことをやっています。
夏以降は学調や入試に向けて,授業や問題演習を通して,上記の③や④をやっていきます。
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