2024/02/08
北浜中で学年末テストが延期になりました。
↓昨日のブログ記事
2/7~ 対策日程 全学年 内山|北浜校BLOG|桐光学院 (tokogakuin.com)
上記のブログ記事の予定表にもありますように,2月12日(月・祝)の午後1:00~4:00で英数社の欠席者補習を行います。
保護者の皆様には,準備・送迎等でお手数をおかけして申し訳ございませんが,なにとぞよろしくお願いいたします。
置かれている状況に合わせて,時間割等を変更し,bestだと思うことを実施していくのが桐光の特徴だと私は思っております。そのため,保護者の皆様方にはいろいろとご協力を仰がねばならないことになってしまい,心苦しいのですが・・・。
自宅の仕事机の後ろの棚の上の本の1つに『淮南子(えなんじ)』という本があります。
『淮南子』には「塞翁が馬(さいおう が うま)」という話が載っています。人生の幸福や不幸は予測できないものだという内容の故事成語です。幸福だと思ったことが不幸につながり,アンラッキーだと思ったことがラッキーにつながるというお話です。
お話の細かい内容はリンクを貼っておきます。
↓
塞翁が馬とは「予測できない」という意味の故事成語!エピソードや使い方をご紹介 | Domani (shogakukan.co.jp)
Influenzaなどで体調不良の生徒が増える。学級閉鎖になる。テストが延期になる。プラスかマイナスのどちらなのかと言われれば,どれもマイナスの内容だと言えるでしょう。
ただ,「塞翁が馬」の故事から考えると,このマイナスがプラスにつながるかもしれません。北中の1年生・2年生は
テストに向けた勉強がたくさんできるじゃん!
少なくとも私はそう考えています。週末から来週にかけての授業のプランを大幅に変更しないといけなくなりましたし,そのための準備も必要になりましたが,これがプラスにつながるんだと考えるようにしています。いや,プラスにつながるんじゃあなくて,プラスにつなげてみせようと考えています。北中生だけではなく東中生も。
中1の生徒は,学年末テストの国語の範囲に「故事成語」が入っていますよね。ということで「塞翁が馬」は読んでおいたほうがいいと思います。
「塞翁が馬」の話はもともと漢文ですが,書き下し文にしたものが古文の問題として,他県の国語の入試問題等で何回か出題されています。もしかしたら,何かのテストでこのお話にお目にかかるかもしれません。だから,中2・中3の生徒も読んでおいたほうがいいと思います。お話の内容を知っていれば”有利”になりますから。
私立入試の前に何人かの生徒から面接の質問・相談を受けました。入試の面接での想定問答集のような冊子(たぶん学校の宿題?)に関して,何を書いていいのかわからないとか,これでいいのかとかいう質問・相談。その冊子の中に,「あなたの座右の銘(ざゆう の めい)は何か,そしてその理由は?」というものがありました。
世の中には,自分の力だけではどうすることもできないことが存在し,それが容赦なくやってくる。その1つ1つに過剰に反応していたら身が持たない。起こってしまった出来事に対して一喜一憂しない。「万事は塞翁が馬である」と考えることによって,うまくいっているときには身をひきしめ,アンラッキーなことが起こったときには,ラッキーなことにつながる準備期間だと考えられる。そうすることで心が安定します。
「塞翁が馬」は,座右の銘になりませんかね?
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