2024/01/09
先週の土曜日に中3生の模擬試験がありました。桐光では,模試が終わったら自己採点をして,その点数を提出してもらうようにしています。
どれくらいの点数が取れたのかを知りたいから提出してもらっているのではありません。目的は,模擬試験の解き直しをしてもらうことです。
受験生にとって模試は”宝の山”のようなもの。いろいろな”宝”がころがっている。その”宝”の1つが解き直し。
ただし,「解き直しをしなさい」と指示を出したとしても,やらない生徒が少なからずいると思っています。終わったことには興味が湧かない・”That’s so long ago. I don’t remember”(『Casablanca』Humphley Bogart) という人は結構いるでしょう。
そうならないために自己採点をして,その結果を提出してもらっています。自己採点をするためには,解答・解説に目を通さないといけない。解答が記述形式の場合は,正解なのか,減点なのか,✖なのかを判断しないといけない。自分で判断できないときは質問しないといけない。自分の書いた答えと本気で向き合い,解き直しをやってもらうための自己採点です。
もしも自己採点の点数と実際の模試の点数が大きく乖離していたら,それは自己採点や解き直しをテキトウ・いいかげん にやっている証拠 ということになってしまいます。
自己採点をしながら,なぜできなかったのかを考える。つきつめて考える。
①ミスをした
どういうミスをしたのか?なぜミスをしたのか?何と勘違いしたのか?次のときに防ぐ方法は?
②やり方がわからなかった
問題文のどこに注目すればよかったのか?この問題はどの単元・教科書のどの内容と関連があるのか?次に向けてやり方がわからない問題・初見の問題にはどう対応したらいいのか?
③資料問題・記述問題で解答をうまく書けなかった
自分の解答だとなぜ✕や減点になるのか?解答を書くときの注意点は?教科書のどの単元・どの内容と関係があるのか?
本気で解いた模試の問題を,模試が終わった後で本気で検討する。そういうことの積み重ねが点数アップのためには必要です
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