北浜校ブログ

2023/11/24

祝日の講習・国語の授業 大田

中学生の古文

23日の祝日の中3生の講習。昨日の授業の科目は社会ではなく国語。

中3の権学力調査の2回めと高校入試には古文が出題されます。それに向けて昨日は古文の授業を行いました。

古文と言っても,大学入試とは違って,動詞・助動詞の活用や敬語などの問題は出題されません。話の内容を理解できればOK。しかも,”これは中学生には理解するのが難しいだろう”というところは現代語訳がついています。

けれども,模擬試験などで古文が出ると,しっかり点数が取れるときと取れないときがあるという生徒が少なからずいます。話の内容が理解できたときには高得点,話の内容や全体像がイメージできなかったときには,大問が壊滅状態ということになりがち。

ヤバい(わかりにくい)ところには現代語訳がついているのに,なぜこのようなことが起こるのでしょう。

考えながら読む

現代語訳はついているけれど,全文訳ではありません。自分で考えて想像しないと行けない部分もあります。その部分を問題としてツッコんできます。

また,古文は一文が長い。”この文,まだ続くのけ?”という感じで文が続いていく。さらに,古文には省略が多い。主語や目的語などが省略されていることが多い。”書かなくてもわかるでしょ”という感じで平気で省略する。

長い文は切って読む。前後の文をもとに省略されたものを考えながら読む。”だれが・何を・だれに・どうした”のかを1つ1つ確認しながら読む。他県の入試で出題された問題を題材にして,こういうことを授業でやっていきました。

現代文の勉強にも

私たちは日本語を不自由なく話すことができています。テストで現代文が出題されたときにも,文章が読めないということはありません。(中学生向けのテストでもなかには難しい文章が出ることもありますけれど)

読めるから上に書いたような”確認”をとらない。どうせ日本語だし。そして,なんとなく自分の頭に浮かんだものを,正しいかどうか確認をとらずに読み進める。頭に浮かんだものと実際に書いてあることがマッチした場合にはいい点数。外れていた場合はその大問はアウト。

けれども,古文の場合は,日々使っている言葉とは違うので,1つ1つ確認をしながら読まないと文章の意味がわからない。

1つ1つ確認しながら読む,という古文のときに使った読み方を,現代文の問題を読むときにも使う。それができたら今までよりも点数が上がるのでは? こう考えて昨日は古文の授業をしました。

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