北浜校ブログ

2023/10/31

勉強の奥義 大田

中3の期末模試を返却

日曜日に実施した中3の期末模試を,約2時間かけて月曜日に採点。昨日から返却を始めています。追試を受けてもらわないといけないので速攻で採点。

返却しながら話をしました。

① 覚えるべきところと考えるべきところを分ける

②見ているだけでは覚えないので,目と口と耳を使う

③意味がわかっていないところは頭の中にイメージがわくようにする

④上の③のためにとことん調べる,質問する

覚えるべきところ

例えば,今回の期末模試で”覚えるべきところ”は憲法の条文です。問答無用で覚えなければいけません。その理由は期末に出題される確率が極めて高いから。また,覚えた通りに出題されるから。

もちろん,第何条が出題されるかはわかりませんし,どんな形式(穴埋め形式なのか条文をすべて書くのか)で出題されるのかはわかりません。わかりませんが,どの条文が出題される確率が高いのかはわかります。それを覚えてもらいます。

また,憲法の条文の字句は出題者によって変更されることはありません。当たり前ですけれどね,条文の字句を自分の都合で変えたらまずいですから。だから,必死になって覚えれば,覚えたままの形で出題されます。しっかり覚えておけば点数をゲットできます。

ただし,一文が長めで文の構造が読み取れなくて覚えられない,難しい言葉がたくさんでてきて覚えられない,という人もいるかもしれません。そういう場合は助けを求めたらいいんです。覚えるのを手伝いますよ。

考えるべきところ

憲法条文以外で間違えたところは,考えないといけません。

①問題で聞いていることがわかっていなかった,まちがってとらえてしまった

②記述形式の問題で文章が適切に書けなかった,不要なことを書いてしまった

③資料を読み取れなかった

④問題で使われている資料のすべてに触れて解答を書くということができなかった

⑤覚えた知識と違う「形式」で出題されて対応できなかった

バツがついたところが,上記の①~⑤のどれに当てはまるのか確認する。そして,模範解答と自分の解答のどこが違うか考える。

そのことがらが頭の中でイメージできているのか,他人に説明できる状態になっているのか。それを確認する。自分で考えてもわからなかったら教科書や資料集を読む。読んでもわからなかったら質問すればいいんです。

テストを受ける(問題を解く)⇒覚えるべきところ/考えるべきところ の区別をする⇒覚えていなかったところを繰り返し覚え直す⇒何をどう間違えたのかを考える⇒わからなかったら調べたり質問したりする。次のテストで類似問題を間違える確率を低くする。こういう地道なことの繰り返しが成績向上につながる。勉強に近道はありません。

聞くことは恥ではない

わからなかったらとことん聞く。簡単にわかったつもりにならない。めんどうだから恥ずかしいからと考えてテキトウにわかったつもりになると後で困るのは自分自身です。

質問することは恥ではない。成績が伸びる生徒ほど,自分が納得行かないことはとことん聞く。頭の中でソレがイメージできるまで”しつこく”質問する。そういう”しつこさ”は重要です。

『「納得」は全てに優先するぜッ!!』 (ジョジョの奇妙な冒険 第7部より)

もちろん,自分から進んで質問できる生徒ばかりでないのはわかっています。だから,こちらから声をかけていきます。通常授業で,対策授業で,個別授業で,自主勉で。

体は一体しかないので,できることは限られていますけれど,期末テストまでの残された時間を有効に最大限使っていきます。

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