北浜校ブログ

2023/08/14

長い一日 大田

8月12日のこと

お盆休みに入る直前の8月12日は一日が長く感じられました。生徒が来る数十分前に校舎を開け,エアコンのスイッチをONにして生徒が来るのを待っていました。

授業前。「休んでいて受けられなかった◯◯のテストを受けたいです」「△△の追試を受けたいです」「追試に向けて解き直しをしていて考えてもわからない問題があったので教えてください」…。

授業の中の問題演習中。「ウ が答えだと考えたんですが,なぜ答えが オ になるかわかりません」「この 資料 のどこに注目したらいいかわかりません」…。

中3生は午後5時で一旦食事休憩。残って勉強していた生徒もいました。用事で昼の授業を欠席した生徒の一部が自主勉をやりにきていました。

夕方からは中1,中2の実力アップ講習。今年は2学期の中間テストの時期が早くなっています。社会については,中間テストの範囲について学習しました。授業後に中1のある生徒から勉強法についてアドバイスを求められました。

夜からは中3の講習。夜は中間テスト向けの勉強です。テスト範囲の説明は土曜日で一通り終了しました。あとはこれを身につけていく。そのための問題演習。「全体的なつながりがわかってないページのある人は回ってったときに聞くように」と声をかけました。問題演習をしていて手が止まっている生徒にはこちらから話しかけています。授業で説明したことをダイジェスト版にして説明したり,裏紙にメモを書いて渡したりしました。

冗談も忘れない

授業が始まる前に「ちっちゃい蜘蛛が・・・」と生徒に言われたので素手でつかまえて蜘蛛を逃してやりました。「よし,これで地獄に堕ちても大丈夫だ」という冗談を言ったら笑ってもらえました。(芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を読んだことがないと通じない冗談)

授業が終わった後には,自転車通塾の生徒の帰り道が気になります。「まっすぐ家に帰りなさいよ。どこかに寄ったら”せっかん”だぞ」。「えっ?」。「藤原道長の息子は頼通(よりみち)。道長・頼通の父子のときに摂関(せっかん)政治が最も栄えたって教科書に書いてあるじゃん」。

このくだらない冗談も生徒に笑ってもらえました。

一日は短くて長い

こうやって振り返ってみるといろいろなことがあって一日は長い。けれども,上に書いたようなことを一つ一つやっているときには,そのことに集中しているので一日は短く感じられる。

よく言われる話です。そのときは短く感じられ振り返ってみると長く感じられる場合は充実している。逆にそのときは長く感じられ振り返ってみると短く感じられる場合はあまり充実していない。

お盆休みになりました。桐光の授業はありません。授業のあるときと比べてどうでしょう。一日を短く感じるでしょうか?長く感じるでしょうか? 中3生は休み明けに困らないように,せっかく今まで作ってきた勉強のペースが落ちないように頑張ってくださいね。

私は授業のない日の一日を充実させるために朝早く起きました。部屋の模様替えをして掃除して中間テストに向けた準備をしています。そんな中で,中3の中間テスト範囲になっている「ポツダム宣言」という語句から”一日の長さ”ということを思いついてブログを書いています。

今日は8月14日。ポツダム宣言を受け入れることを決定したのは1945年8月14日の正午。それを国民に知らせたのは8月15日正午の昭和天皇によるラジオ放送(玉音放送)。8月14日正午から15日正午までの24時間を描いた『日本のいちばん長い日』という有名な映画があります。それを思い出しました。(文字を強調してあるところはテスト範囲で覚えていないといけないところです)

今から78年前の今日(8月14日)は,降伏決定からそれを国民に知らせるまでの「日本のいちばん長い日」だった。今日(8月14日)は自分にとってどんな日になるのか。充実した日になるのかそうでない日になるのか。そんなことを思っていたわけです。

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