北浜校ブログ

2023/08/09

国語の勉強の仕方 大田

日曜の「みんなの国語」

先週と先々週の2回,中3生には日曜日に講習がありました。(今週13日はお休み)午後1:00~5:00はテスト関係。午後6:00からは,英語の個別授業or数学の補習orみんなの国語

「みんなの国語」では,習熟度別にクラスを4つに分けています。みんな,そのどれかに参加してもらうことになっています。クラスごとに午後6:00~10:00で1時間ずつ授業を受けることになっています。

この1時間で何をやったら効果が上がるのか。何を伝えたら今後の勉強の役に立つのか。それを考えながら授業の準備をしたり,授業を行ったりしています。

まずは語彙力(ごいりょく)

生徒の皆さんが苦手としているのは,やはり,記述形式で答えなければいけない問題でしょう。例えば,「~になった理由を答えなさい」とか「~のときの〇〇の気持ちを答えなさい」というような問題。

「文中からぬき出しなさい」という問題だったら文中に答えがあるのだから探せばいいわけです。

また「気持ちを答えなさい」という問題でも,うれしい,悲しい,怒りなど気持ちは皆さんすぐに書くことができます。しかし,状況が複雑になって,状況にぴったりマッチ(適合)する言葉がなかなか見つからないときがあります。そういうときに,う~んとうなっていても言葉を知らなければ,その状況にちょうどあう言葉が頭の中から出てくることはありません。

だから,「言葉をどれだけ知っているかという能力・言葉をどれだけ使いこなせるかという能力」=語彙力(ごいりょく)が重要になります。

語彙のストック

たとえば,相手に気持ちを伝えたいのだけれど口から言葉がうまく出てこない,いい言葉が見つからない,という状況があったとします。「このときの心情を答えなさい」と言われたらどうするか。

語彙のストックが頭の中にあると,この状況にピタッと合う言葉が見つかります。この状況に対して,私の頭に浮かんだ言葉は「もどかしい」。

「みんなの国語」で私が話したのは,問題を解く⇒答えを書けなかった⇒解答や解説を読む・または授業で解説を聞くで終わらないようにということ。

上の例の場合ならば,「もどかしい」という言葉を新しく頭の中に入れたのなら,これと同じ状況で使える類語もついでにストックしておく。そうすると国語の解答や作文を書くときに言葉が頭に浮かびやすくなります。

どうすればいいのか?

現代は便利な時代です。インターネットで検索すればいい。「もどかしい 言い換え」とか「もどかしい 類語」とか入力して検索すればいろいろ出てきます。「じれったい」とか「歯がゆい」とかいう言葉がでてきます。

言葉の意味だけを丸暗記しても役に立つことは少ないと思います。その言葉を使うべき”場面”やその言葉の”使い方”とともに頭にストックすることによって語彙力アップにつながると思います。

そうやって地道に語彙のストックを増やしていくと,記述式の解答や作文に活用できると思っています。書いていて思いつきました。語彙ストック用の類語メモやノートを作成してもいいかもしれないですね。これは授業中には話さなかった。今度の授業で提案してみますね。

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