北浜校ブログ

2023/08/04

個別授業の中で 大田

問題演習

個別授業は問題演習を中心に進めています。問題を解いていく中でわからないところがでてきます。間違った答えを書いてしまうところがでてきます。そういうところの質問対応をしています。

自分から進んで質問する生徒とそうでない生徒がいますから,教室の中を何周もして,一人ひとり見ていきます。秋田の『なまはげ』のように「手が止まっている子はいねが~,わかってない子はいねが~」と心のなかでつぶやきながら。

問題が解けない理由

私が担当しているのは社会です。社会は暗記科目と言われています。暗記科目である社会の問題が解けない,答えを間違うことの原因はいろいろあると思っています。全体授業や個別授業で生徒を注意して観察しているといろいろな原因に気づきます。

解けない理由(語句・知識編)

① その語句を覚えていない。

② 語句は覚えているが,知識が整理されていない。

③ 語句は覚えているが,問題の文章が読めていない。

対処法

「① 語句を覚えていない」への対処。

覚えなさい,覚えてきなさいと言っただけでは生徒は覚えてくれません。覚えるための工夫が必要です。あーだこーだと覚えるための工夫についてレクチャーしても効果は少ないです(過去の経験から)。だから,ドリル形式の教材を作っていっています。通常授業で内容の説明をした後に,そのプリントを解いてもらっています。ドリル形式の問題を解きながら,何度も覚えるべき語句に触れることで覚えてもらう。個別授業でも同じものを使用して,とにかくトレーニングを積んで覚えてもらう。

「② 知識が整理されていない」への対処

人間の頭の中は引き出しにたとえられることが多いです。引き出しに確かに入れたはずのものが,引き出しの中が整理されていないため,必要なときに取り出せない。そんな感じになっている生徒が少なくありません。そういう場合は,通常授業で話す(話した)ことをダイジェストで説明します。「『この部分が全体的にわからん』という人は,回っていたときに声をかけて」と生徒に言っています。もちろん,そういうことを自分から言える生徒ばかりではないとわかっていますので,こちらからも声をかけています。

「③ 問題の文章が読めていない」への対処

問題で聞いていることと違うことを答えてしまう生徒,いつもとは少し違う形(文章の形式)で聞かれていると答えられなくなる生徒も少なからずいます。こういうときには,その生徒の横で私が問題を読みます。その後で「この問題は何を聞いているの?」「この問題の文の主語はなに?」「これ,いつの時代の話なの?」などとこちらから質問を投げかけます。こちらの質問に答えていくうちに,その問題の答えにたどりつけることが多いです。「ぼくは,君に質問していただけです。全部 自分で言っている,自力で答えにたどりつけましたよね」という形になったら成功です。

問題が読めていないのは,どこの部分をどのように読むのかがわからないからそうなっているわけです。その相手に「よく読もう」と言ったところであまり意味はありません。実際の問題を使いながら,「しっかり読む」ということを身につけるための指導が必要です。

個別授業を受けよう

上に書いた①~③のどれかまたは複合によって問題(知識・語句)が解けなかったり,間違えた答えを書いてしまったりしているのだと思います。そしてそれは生徒によって違います。

もちろん,通常授業の問題演習の時間の中で上に書いたようなことを生徒ごとにしています。ただ,個別授業に参加してくれれば,より細かく見ることができます。

個別授業にどんどん申し込んでくれている生徒は,だんだんと力がついてきています。即効性のあるものではないので,すぐにテストの得点に結びつくというわけではありません。ただ,何度も個別授業を受けている生徒は,問題の解き方の面で効果が上がっているのがよくわかります。

「個別を受けてほしいなぁ」と私が思っている生徒には,こちらからどんどん声をかけていきます。

桐光学院笠井校でも,塾生のみなさんは積極的に個別授業に申し込んでいます。

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