2024/11/22
たとえば,いつもの帰り道。重いカバンを背負ったまま「全力で走り抜けた」なら。別に「帰宅する」という結果は何も変わらないですが,汗だくで火照った体がそこにあって,心に何かが残りそうじゃないですか。
期末テストの結果が返ってきていますね。過程が大事なのであって結果はどうでもいい,そんなことをいう気はありません。ただ,結果が全てであって過程は意味がない,というのは間違いだと思います。頑張らずに手にいれた点数であるならば,きっとその子は次も頑張らないでしょう。そしてそんな幸運は永遠には続きません。大事なのは頑張ったうえで点数を取ることです。そして頑張ったのに結果がでなかったなら,その頑張る「質」や「量」を見直していけばいいんです。
ただ,そういう現実的に話だけではなくて,一所懸命がんばる姿を,晶子センセイも私たちもいつも見ています。生徒が200点を取ってきたら「そのための努力をしたんだな」と思って私たちは喜ぶんです。だから100点の子が持ってきた120点は,同じだけ嬉しい気持ちで喜びます。
もう一度いいますが,「点数は二の次」なんて思っていません。私たちは「点数を取れるようにする」ためにいます。ただ,みんなのキラキラヒカル汗は,それだけで価値のあるものだと思っています。みんなに大事なものを残していくことと,その汗を応援している人間がいることは知っていてください。
稲田でした
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