2024/05/17
小学生の授業はふだんは算数と国語ですが,英語の授業も毎月行っています。ちょうど今週がその英語ウィークでした。
今回のテーマは「英単語」。
最初の授業では語句を一緒に読んで覚えることが中心になりました。語句の意味と発音・アクセントをチェックして,実際に声に出してから語句を書く練習をしています。
少し前の話ですが,3月~4月には桐光の中学2・3年生は毎週英単語テストを受けていました。
私は中学生の授業は社会担当ですが校舎長として確認テストの追試を監督することも多いので,「英単語がどうしても覚えられない!」という中学生もたくさん見ています。そういう子たちの横について見てみると,「よみ方」がわからないままやみくもに書き取り練習をしていることが多かったです。
たとえば「rabbit」という語句を覚えたいとき,「アール・エー・ビー・ビー・アイ・ティー」と覚えるのと「ラビット」と覚えるのではどちらが楽でしょうか。もちろんローマ字のままの書き方ではありませんが,どう読むのか全く知らずにアルファベットの順番だけを考えるよりも発音を知っていたほうがずっと早く考えやすくなるはずです。
母語ではない新しい言語を覚えるのは大変です。中学生に対しても,まずは発音を教えてから書き取りに移っていくようにしていました。そうすると,どの子も知らずに書いているときよりもスラスラとペンの動くようになります。
笠井校で英語を担当している柴田先生も「書くよりも話すほうが大事」とよく話しており,隣の教室にいるときには中学生の授業で発音の練習やリスニングに特に気合いが入っているのがよく聞こえてきました。
よみトレの英語は中学校への導入をスムーズにすることが重要です。苦労している中学生を毎年見ているからこその,発音やアクセントのチェックに力を入れた授業です。
小学生のみんなは楽しそうに声に出してくれていました。苦手意識を持たず英語に取りくめたらそれが一番ですね。
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