2024/05/10
小学生の授業,「よみトレ」の国語では,長めの文章を読んでいます。
これまでも桐光では講習期間に実力問題を読んで読解問題の特訓を行っていましたが,そちらは小学生の子が「読みやすいように」,多少短めの文章になっています。短い文章では,しらみつぶしに全部読み直すこともしやすいので,答えを見つけやすいこともあります。
もちろん国語では「全部読む」やり方もとても大事です。傍線の前後しか読まないで答えを探すとひっかかるような問題もたくさんあるからです。国語が苦手という子にはたくさん文章を読むのを嫌って,こういう問題でひっかかってしまう子も多いです。
だから,「何度でも全部読む」ができるのはすごいことだと私は思っています。
しかし,読みきるだけで5分も10分もかかる文章では問題のたびに毎回全部読み直すやり方はしていられません。
これは学校のテストでも同じです。だからよみトレでは「最初の1回」で丁寧に読む練習をしています。
・形式段落ごとの内容の要約
・意味段落のまとまりの確認
・説明文の中でよく使われるけれど少し難しい語句の意味
などなど,しっかり30分使ってチェックしています。
学校の教科書と同じくらい長い文章がたくさんあるので,学校での国語の受け方にも「文章の読み方」のテクニックを活かしてもらえればと思います。
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